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コラム

飯島 晃良
アメリカ2700 milesドライブ
飯島 晃良
Akira IIJIMA
日本大学 理工学部 機械工学科/本誌編集委員
Nihon University / JSAE ER Editorial Committee

 車は地球上の様々な場所で使用され、その使い方も多種多様である。そのため、極めて高い信頼性が要求されるのは言うまでもない。とは言え、日ごろ日本国内で車に乗っていて、その信頼性を強く意識することはほとんどない。それは、「車の信頼性は重要ではない」のではなく、「車を信頼しているので、それを考えることがあまりない」ということだと思う。
 夏休みに数日間をかけて、アメリカのカリフォルニア州(CA)、アリゾナ州(AZ)、ネバダ州(NV)を2700マイル(約4300 km)ドライブした。その間、様々な場所を走りながら、改めて車の信頼性を意識した。
 その際のドライブルート上の経由地をGoogle My Map上に示すと次の図の通りである。

<大まかなルート>
ロサンゼルス(CA)午後到着
パームスプリングス(CA)
1日目(夕方にレンタカーで出発)
ジョシュアツリー国立公園(CA)
アンボーイ(CA)
・・・ここからRoute 66(R66)
2日目
キングマン(AZ)(R66)
セリグマン(AZ)(R66)
セドナ(AZ)
3日目
グランドキャニオン国立公園(AZ)
ラスベガス(NV)
4日目
デスバレー国立公園(NV→CA)
タホ湖(NV→CA)
5日目
サクラメント(CA)
ナパバレー(CA)
バークレー(CA)
シリコンバレー(CA)
サンフランシスコ(CA)
6日目
バークレー到着後は、Airbnbで借りた現地の家に数日間滞在し、
サンフランシスコ国際空港から帰国した。

 成田からロサンゼルス国際空港に到着後、まずはレンタカーを調達した。借りた車はNissan Rogue(日本名:エクストレイル)である。フードを開けてみると、パワーユニットは1.5L-3気筒のVC-Turboエンジンであった(日本仕様はシリーズHEV)(図2)。動力性能も、1.5L、3気筒ターボエンジンで特に問題無く走ることができた。

 ロサンゼルスから2時間程度で砂漠地帯が広がるパーム・スプリングス、ジョシュアツリー国立公園(図3)に到着。夏のジョシュアツリー国立公園付近の気温は車の外気温計表示で119℉(48.3℃)であった。その後、途中宿泊をしながらルート66(図4)などを通ってアリゾナ州のセドナ、グランドキャニオン(図5)などを経由してラスベガス(図6)に到着。エンターテインメントで有名な場所だが、その西側には、カリフォルニア州とネバダ州をまたいでデスバレー国立公園が広がる(図7)。ここは北米大陸一の低地であり、地球上の観測史上最高気温(56.7℃)を記録し、夏の湿度は10%程度以下と極度に乾燥しているまさに“死の谷”である。図6右の写真は北米大陸一の低地(海抜マイナス86 m)のBadwater Basinで、古代の湖が干上がって広大な塩の平原を形成している。このような過酷な環境により、デスバレーは自動車開発においても重要な場所でもある。この日の最高気温も50℃であった。デスバレー国立公園は福島県や長野県とほぼ同じ面積であり、このような過酷かつ広大な場所を車で走るにあたっては、事前の入念な準備(整備、燃料満タン、大量の水分確保、複数の通信手段、トラブル時の対応確認など)が必要であることはもちろんだが、信頼できる車であることが非常に重要であることを実感する。

 その後、カリフォルニアとネバダの州境を北上して透明度の高い湖であるタホ湖に到着。そのままカリフォルニアに戻ってサクラメント(カリフォルニアの州都)、ナパバレー(ワイナリーで有名)を経由してベイエリアに到着した。ベイエリアではバークレー、シリコンバレー(サンノゼ他)、サンフランシスコなどに滞在し、サンフランシスコ国際空港に車を返して帰路に就いた。
 今回のドライブ旅行を通じて、レンタカーではあるが車を信頼して安心してドライブができた。日ごろ、国内で車を乗るときにはさほど意識していなかったが、車との信頼関係が大切であることを再認識した休暇となった。

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